- Kate
幻のシベットコーヒ(Civet Coffee)が格安で試せる「Barako Haus(バラコハウス)」

こんにちは。フィリピン大学セブ校OGのケイトです。
コーヒー好きの人は一度は飲んでみたいという幻のコーヒー、シベットコーヒー(Civet Coffee)が日本の10分1以下の値段で飲める穴場がセブ島にあるんです。
日本では高い所では1杯8,000円もするそう!
それがセブ島ではなんと1杯240ペソ(約530円)。
安すぎて本当にシベットコーヒー(Civet Coffee)なのか、コーヒー通の友人も一緒に行って検証してみました(笑)
1. シベットコーヒー(Civet Coffee)って?
シベット(Civet)とは、英語でジャコウネコのことで、ジャコウネコが食べたコーヒー豆が未消化のまま糞として出てきたものを洗浄乾燥させて、焙煎加工したものがシベットコーヒ(Civet Coffee)です。
アラミド・コーヒー(Alamid coffee)や、コピルアクとも呼ばれていますが、フィリピンでは一般的にシベットコーヒーと呼ばれています。
ジャコウネコの糞を拾って豆を取り出して、、と想像するだけでもなかなか大変作業ですね。
希少性が高いので、価格もいいお値段します。

写真は「Barako Haus(バラコハウス)」店内にあるジャコウネコをモチーフにした彫り物。
「猫ちゃん」というより、、どちらかというとイタチみたいな野性味あふれる風貌です。
気になる味については、また後ほど(笑)
2. こだわりのコーヒー店「Barako Haus(バラコハウス)」
店名は、フィリピンで採れるコーヒー豆の一種、「Barako(バラコ)」にちなんでいるそうです。
お店のこだわりはズバリ、フィリピン産のバラコ種コーヒー豆を使った、お手頃価格のシベットコーヒー。

店員さんが手にしているのはお店の新聞掲載記事で、お店のこだわりの解説が書いてありました。
シベットコーヒーの他にも、一般的なアラビカ種のコーヒーと、バラコ種のコーヒーの3種類を頂くことができます。
淹れ方によって値段が変りますが、アメリカーノのシベットコーヒーは1杯240ペソ(約530円)と格安でいただけます。
ちなみにセブ島の他店では1杯2,500円ちかくするカフェもあるので、フィリピンの競合店と比べても随分安く感じます。
「バラコハウス」のコーヒー豆は、Malarayat山、Pulag山、Matutum山と、フィリピンでも有数のコーヒーの産地で収穫されたものだそう。

2016年には、セブ島のコーヒー店の中で最優良店として表彰されています。
3. 「Barako Haus(バラコハウス)」の場所
「バラコハウス」は、セブ市の旧市街地中心部にある、セブドクターズ病院の近くにあります。
お店自体はひっそりとした佇まいで注意していないとタクシーで通り過ぎてしまうような外観なので、場所を地図で確認してから行くようにしてください。

お店自体は、「Mandaue Hotel(マンダウエ・ホテル)」の1階部分にあります。
4. 「Barako Haus(バラコハウス)」の店内

日曜日の夕方に来店したんですが、ほぼ満席でした。
実は今回、私と妹のアヤコは2回目の来店だったんですが、店員さん達も私たちのことを覚えていてくれて、日本人の人にお店を知ってもらえて嬉しいと言ってました。
そういわれる私たちも嬉しいですね(笑)
お店自体はそんなに広くなく、木のぬくもりのある、年季が入った雰囲気が、どことなくアットホームな気分にさせてくれるそんなお店。
お客さん達もそれぞれ思い思いに本を読んでいたり、勉強したり、雑談を楽しんだり、、音楽も控えめな音量で、ゆっくりとくつろぐことができます。


樽のデザインが渋いカウンターではコーヒー豆を買うこともできますよ!
5. シベットコーヒーに挑戦!
バラコハウスに来た目的はもちろん、シベットコーヒーです。

お値段ですが、淹れ方によって、240ペソから260ペソの価格帯です。
ミルクやシュガーが入ってしまうと純粋な味が分かりにくいと思うので、アメリカーノか、エスプレッソで選ぶのが良いと思います、が、強くお勧めするのはエスプレッソです。
実はシベットコーヒーに挑戦するのは2回目、初回はアメリカーノを頼んだんですが、香りは確かによかったものの、味が薄く感じられ、味の印象が???というちょっぴり残念な結果に終わっていたんですね。。
果たしてその挽回なるか、エスプレッソ!

こちらがシベットコーヒー豆です。
他店では、このシベットコーヒー豆の割合が30%だったり、50パーセントだったりするのですが、ここではなんと、シベットコーヒー豆が100%使われています!
この同じ分量でエスプレッソ1杯と、エスプレッソの4倍くらいの量のアメリカーノを淹れるというイメージです。(どうしてもエスプレッソ贔屓ですみません 笑)

強い香りではありませんが、ほんのりといい香りが漂ってきます。

ぎゅっと凝縮されたエスプレッソの完成!
コーヒー好きの友人のコメントですが、
「なんとも独特な味ですね、エスプレッソなので、苦味や薫りももちろんありますが、最後に口に残るのは甘み。これがシベットコーヒー特有なのか、醗酵臭(アロマ)が広がりますね」と、興奮気味に語ってくださいました!

味くらべに、バラココーヒー(左)とアラビカコーヒー(右)も試してみましたが、美味しさはコーヒーに詳しくない私でもはっきりわかるくらい、シベットコーヒーが美味しいと感じました。
破格の値段で、本物のシベットコーヒーが飲める貴重な体験、コーヒーの話でこんなに盛り上がれるのか、というくらい、楽しい時間が過ごせました。
コーヒー好きの人と一緒に行くと味の分析や評価を語り合えて、面白いと思います!
まとめ
格安でシベットコーヒーが試せる「バラコハウス」。
おすすめの淹れ方はエスプレッソです。
「バラコハウス」では、フィリピン産のバラコ豆のシベットコーヒーが提供されています。
日本や、他の国のシベットコーヒーとはまた別の味わい!?が試せると思いますよ!
「バラコハウス」
【住所】Juana Osmeña St, Cebu City, 6000 Cebu
【営業時間】7:00〜22:00
【電話番号】(032) 254 4331