- Kate
【#コロナ帰国難民】渡り鳥に国境なし、今年も飛来シーズンのオランゴ島
フィリピン・セブ島沖に浮かぶオランゴ島。マングローブが広がる自然保護区の干潟は、世界でも有数の渡り鳥の飛来地です。
毎年9月から11月にかけて、中国、ロシア、アラスカで繁殖した数千羽のヒヨドリが南下して中継地点のオランゴ島で一休みした後、目的地を目指し、力強く羽ばたいていく様子が観察されます。
、、って書きながら覚えた違和感。。ヒヨドリって秋にも日本にいますよね!?
子どもの頃、庭に植えていた巨峰が熟れてきた頃を見計らって実をつまんでいく鳥と攻防戦を繰り広げていた記憶があります。勉強部屋の窓から「こらー!」と怒っても知らん顔、「ヒ~ヨヒ~ヨ(あっかんべー)」と飛び去っていったあの鳥は間違いなくヒヨドリ。。

気になったので調べてみたところ、日本のヒヨドリはもともと朝鮮半島などから越冬していた渡り鳥だったのが、環境に適応して日本にずっといる「留鳥」になったそうです。
日本にいるヒヨドリのなかでも北海道や東北のヒヨドリは、10~11月頃に群れを作って本州へ短距離の移動をする「漂鳥」の性質を持っているそうです。
実に適応力が高い鳥なんですね!見直しました(笑)
今はオランゴ島へやって来る渡り鳥のように自由な国の行き来は叶いません。それぞれの場所で変化に適応しながらの「留鳥」ライフですが、そのうち季節が巡って来れば飛べるようになるかな!?
今回は、ヒヨドリのやって来る野鳥保護区をメインに、オランゴ島の魅力をお届けします!
1. セブ島から日帰り旅行◎自然豊かなオランゴ島
オランゴ島の観光スポット、野鳥保護区、海洋保護区、日系ホテル「Casa Blana By The Sea」もご紹介します!

オランゴ島へはセブ島と橋続きのマクタン島からバンカボートと呼ばれる渡し船に乗って、移動します。

写真のホテルは5ツ星リゾート、モーベンピックホテルで、すぐ横の脇道に乗船場があります。
モーベンピックホテルは旧ヒルトンホテルだった名残から、乗船場は「Hilton Pier(ヒルトンピアー)」と呼ばれています。

船に揺られること20分、オランゴ島側の波止場にはトライシクルというバイクにサイドカーがついた最大6人乗車可能な乗り物があり、これに乗って観光名所へ向かいます。

道中は島民の方々の生活が垣間見ることができるのも、都会的なセブ島とは一味違っていいですよ。
子どもたちもとてもフレンドリーで、通りかかったら「ハロー!」と、手を振って歓迎してくれます。
2. 野鳥保護区(Olango Island Wildlife Sanctuary)

干潟にある展望台で鳥の観察ができます。
展望台に行くには石橋を渡って行くんですが、潮が満ちる時間帯だと膝までつかるので、水着の準備をしておいた方がいいですね!

渡り鳥がやってくる時期で、干潟が現れる干潮の時間帯がベストのタイミングです。
展望台へ行く前に受付で簡単なレクチャーが受けられるので、ガイドさんの説明を聞いてみてください。

1,028ヘクタールのオランゴ島野生生物保護区には、約97種の鳥類が生息していて、そのうち48種が渡り鳥、残りは島に住む鳥類とのことです。
大きく年に2シーズン、渡り鳥の飛来時期があります。
9月から11月
中国、ロシア、アラスカで繁殖した数千羽のヒヨドリが南下してきます。オランゴ島で人休憩した後、さらに南下してオーストラリアやニュージーランドに移動します。
3月から5月
この時期に何千羽ものシギが北半球の繁殖地に向かう途中でオランゴ島を通過します。


干潮の時だと、辺り一面干潟が広がった光景が見られます!
3. 海洋保護区(San Vicente Marine Sanctuary)

マングローブの小道を抜けた先の海でシュノーケリングが楽しめます。
お昼ご飯の様子は「【大人限定】フィリピンのビーチでは、スイカは棒で割るよりラム酒で割ろう!」も見てみてくださいね~。
ここでは入場制限をしているので、事前に訪問予定日と時間帯、人数を伝えて予約しておくようにして下さい。

竹でできた桟橋を海風に吹かれながら歩いていきます。

アイランドホッピングのバンカボートが停留している辺りに魚が沢山いますよ!

【サンビセンテ海洋保護区】
電話番号:0995 021 4633
フェイスブック:https://www.facebook.com/sanvicentemarinesanctuary
4. 日系ホテル「Casa Blana By The Sea」

野鳥保護区・海洋保護区に行く途中で白亜のヨーロピアンな建物がみえてきますが、それが日系ホテル「Casa Blana By The Sea」です。

プールもプライベートビーチもあり、ゆったり時間を過ごしたい方は、ここで1日デイユース利用するのもいいですよ。

宿泊も、もちろんできます。(要予約)
【Casa Blana By The Sea】
ウェブサイト:https://orchardviewresorts.com/
まとめ
セブ島から気軽に行ける日帰り旅行スポットとして人気のオランゴ島をご紹介しました。
ちなみに、、冒頭でヒヨドリについて書きましたが、
かつて源義経が一ノ谷の戦いで平家の軍勢を追い落とした山あいが「鵯越(ひよどり越え)」と言うのは、そこが春と秋ヒヨドリの渡り場所だったことから来ているのだそうですよ~!
大空を自由に飛べる鳥たちが羨ましいですが、引き続きコロナに気をつけて過ごしましょう!
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